画期的な構造のシェルターを作り続け、アウトドア業界を驚かせた「ゼインアーツ」。
そのゼインアーツが手掛けたテントの中でも「ゼクーM」がグッドデザイン賞100に選ばれています。
このご時世でキャンプ需要がますます高まり、テント購入者が増えるなかゼインアーツのテントは大人気だそうです。
今回はキャンプクリエイターでゼインアーツ代表の小杉敬さんが2022年5月1日の情熱大陸で紹介されていました。
ゼクーMとはどんな商品なのでしょうか?
商品が完成するまでの小杉敬さんのデザインや機能に対するこだわりを調べてみました。
デザインがステキなのに、お値段は手頃なので大人気になるのは当然だと思います。
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ゼクーMのメリット&デメリットは?
デザインやスペックがいいのに値段が手ごろ
飽きのこない洗練されたデザイン
人気のワンポールテント
入り口以外に換気ができるよう開口部があるため風通しが良い(一応、そこからも出入りが可能)
ゼインアーツ独自のV字を逆にした形のエクステンションフレームでデッドスペースを有効活用できる
設営するのに1人でできる(慣れれば20分)
テント内の空間が広く使える
冬には寒くて使えない(結露もできる)
ゼクーMなら家族3人までがベスト。4人だと狭いと感じる方もいる。
専用のグランドシートがない
センターポールが邪魔
風通しが良い分、どうしても冬など寒くなると厳しいようです。
中にインナーテントを入れることも可能ですが、それだと余計に狭くなってしまいます。
ワンポールテントなので手軽ですが、そのポールが邪魔になるという意見も。
その場合には自己責任で判断することが必要ですね。
小杉敬 45歳で独立し、ゼインアーツを設立
今まで30年近く大手アウトドアメーカーの『スノーピーク』で働いており、画期的なデザインやアイデアを認められ、昇進も早かったとのこと。
このままで順風満帆なのに、人に貢献できずに終わるのかと思ったら、ずっとこのままではいられない!と自分の会社を設立。
小杉敬のゼクーMを開発するまでにしたことは?
小杉敬さんの考え方は常に、機能性プラス自然環境に馴染む美も追及しています。
その考え方はこちらに掲載されています。
生きるか死ぬかの状況下で使うものだとしたら、機能絶対主義にもなってくると思うんですが、僕がいま作っているのはキャンプというレジャーのためのもの。キャンプを楽しむ人たちが、なにを望んでいるかといったら、美しい環境に行って心を安らげる、ということだと思うんです。だから必然的に、使うプロダクトにも美が必要なはずです。
ビル・モスが作るテントは機能と美のバランスがとても良いんですよ。自然に馴染む造形美という意味では、完成形に近いんじゃないですかね。彼のデザインの素晴らしい所は主張しすぎないこと。僕自身も自然に調和するかと物作りの時に重視しているので、そこは彼からの影響も大きいかもしれません。
引用:YAMAP STORE
機能性だけで言ったら、ただの箱型でいいと思いますが、その中で過ごす人間の使いやすさや自然と調和がとれるよう美しさを求めて、完成させたのがゼクーMです。
商品を販売する前に小杉敬さんが行うこと。それは、実際に自分が人と一緒にキャンプして実際に動いてみて、改善点を探す。
外観が美しいと思えるように数センチテントを伸ばすなど、キャンプ場で組み立て実際に試してみる。
そこが机上の空論でなく小杉敬さんが実際に試して、商品に妥協しないところが購入者に絶大な信頼を得ているところなのかもしれません。
2022年4月ころ、ゼクーLが新発売されました。
Mよりも大きいため、ゆったり使えると人気のようで、現在品切れ中です。
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まとめ
情熱大陸を見て、実際に試しながら完璧なものへと作り上げる小杉敬さんの情熱を感じられました。
そして、アウトドアが小さい頃から好きで好きでたまらないという気持ちがひしひしと伝わってきます。
好きなことを仕事にして成功しているのでうらやましいとも思いましたが、最初は起業しても上手くいかずに他メーカーのデザイン設計に携わったり、苦労を重ねてここまで成功されたようです。
これからも熱い思いのこもったテントが次々と発表されるのが楽しみですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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