こんにちは、モカもです。
今回は元TBSアナウンサーで、現在はエッセイスト、タレントなど幅広く活躍されている小島慶子さんについてです。
40歳を過ぎて軽度のADHD(注意欠如、多動性障がい)だとわかりました。
それまでも、人との付き合い方などに悩んだり苦労したそうです。
小島慶子さんは人との付き合い方をどのようにしたのか?また、ADHDを個性として考えるのか?について学んでいきたいと思います。
私もADHDに近いのではないかと思っており、様々な本を読んだりしていました。
でも、自ら病院へ行く勇気がなかったことと、人と違うことを「ADHDっぽいから」と言い訳するのもどうかと思い、自分なりの工夫と過ごし方でなんとか生活しています。
小島慶子がADHDだったから?昔から人との付き合い方に苦労していた?
小島慶子さんは小さいころから家族から扱いにくい子と思われ、厳しく育てれば型にはまった子になるのでは、という親の願いから厳しくしつけられたそうです。
幼い頃から、ひねくれ者とか育てにくいとか癇が強いとかわがままとか、姉からは小島家の失敗作とまで言われて、ずっと自分を責めてきた。
引用:日経woman
子どもの頃は失敗作と言われ、ダメな自分への苛立ちを周りの人に八つ当たりしていたそうです。
わざと嫌われるようなことをして過ごしていたので、余計に上手くいかず負のループにはまっていました。
自ら「高等科に進んだら生まれ変わろう!」と決心し、中学3年生の1年間は、人との付き合い方がスムーズにできるよう自分を変える準備をしたそうです。
ADHDの小島慶子が人との付き合い方をよくするために、やった方法は?
小島慶子さんが中3で人との付き合いをよくするために実践した方法はこちらです。
- 人に好かれている同級生をじっくり観察する。
- 人に好かれている同級生のものの言い方、ふるまいなどをマネする。
- 無口で人に好かれている子の型など、いろいろな「型」を覚える。
人に好かれている同級生をじっくり観察する
人に好かれているということは、その人の行動やものの言い方などが他の子に受け入れられているということです。
小島慶子さんは自分のやり方で上手くいかなかったので、まずは自分のふるまいを一旦しまい込み、人気の同級生のふるまいをマネできるようになるまでインプットすることが必要だったからです。
人に好かれている同級生のものの言い方、ふるまいなどをマネする
なぜ人気の同級生が人気なのか?それは、一緒に話したり行動しても居心地がよかったり、楽しかったり、他の子にとってプラスになるからです。
小島慶子さんは人気の同級生のふるまいなどマネできれば、波風立てずに穏やかに過ごせると思ったからです。
トライ&エラーで、少しづつ試されていたんだと思います。
いろいろな「型」を覚えた
いろいろな「型」は、人それぞれ居心地がよいと感じられるふるまいが違うからです。
おとなしくても、話をきちんと聞いてくれる子が好きという子もいれば、一緒にワイワイ話しまくる子が好きな子も。と、それぞれに合った「型」を小島慶子さんは覚えたそうです。
高等科へ入学してから最初の1カ月は覚えた「型」を実践したそうです。
まずは無口で人に好かれている子の型を試しました。友だちとの会話で「そうね~」ってひたすら笑顔であいづちを打っていたら、上手くいったそうです。
その「型」をマスターした後、自分の個性も出すように。
自分の個性を出しても、昔のように友達と衝突することはなくいい関係が作れるようになったそうです。
そうして、その後の学校生活が楽しくなったそうです。
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小島慶子のADHDに対する考え方は?個性の一つとして考えた方がいい?
ADHDとは
注意欠如・多動症(ADHD)とは、年齢あるいは発達に不相応に、不注意、落ちつきのなさ、衝動性などの問題が、生活や学業に悪影響を及ぼしており、その状態が6ヶ月以上持続していることと定義されています。
脳機能の発達や成熟に偏りが生じた結果と考えられていますが、その原因はまだよくわかっていません。
引用:NCNP病院
小島慶子さんは、「ADHDは個性」と思っていません。
中にはADHD=天才のように言う人もいますが、歴史上の人物や誰もが知っている偉人たちの中の一部にADHDの要素があるだけなので、ADHDは天才と考えるのは短絡的と言っています。
確かに世の中に何千人もの凡人のADHDの人もいるわけで、その中で一部の秀でた人だけが有名になっているのです。
そう考えると、至って普通の子たちと同じことな気がします。
勉強が特別できる子はかなり目立つ存在ですが、学校には秀でた子よりも普通といわれる子が大多数です。それが当たり前なんです。
小島慶子さんが「ADHDは個性」と思わない理由。
それは日本では、ADHDについての周囲の理解や支援が十分ではありません。
ADHDがハンデになりやすい日本では、その特性を「単なる個性」としてしまうと、適切な支援がされにくくなってしまうそうです。
いつか、適切な支援をされる世の中になったら「ADHDは個性の一つ」と言えるんでしょうね。
今の日本では、もしかしたらADHDかも?と思っても、そこまで支障がないなら、グレーゾーンなのかもと思っておけばいいのかもしれません。
個性が強すぎて育てにくいから、病気のせいにしたいために病名をつけてほしいと思うお母さん。
もし、病名がついたら社会的ハンデが大きいために、「うちの子は絶対に違う!」と診断を受けにいかないお母さん。
どちらの気持ちも、痛いほどわかります。
我が子がADHDかも?もしくはADHDと診断がついたら接し方は?
もし、お子さんがADHD(もしくはそれに近い)なら、小島慶子さんのように型にはめようと育てられても、親子ともども苦しくなってしまうかもしれません。
ADHDの特徴は・・・
- 不注意(忘れ物が多い)
- 多動(じっとしていられない)
- 衝動的(思い立ったら、すぐに行動する)
が、一般的でよく知られている特徴です。でも、他にも症状はあるんです。
- 自己肯定感が低い
- 「報酬」に対して最初は反応しやすい。ただし、その「報酬」のためにモチベーションを長く保つことが難しい
- 不注意が目立つが、実は過集中することで生活でしなければならないことにシフトできず、結果として不注意が目立ってしまう
日本古来の「型にハマった子はいい子」という考え方は今も根強く残っています。
学校生活も規律を乱すと怒られてしまいます。
集団生活を教えるために必要なこととでしょうし、先生の負担も大きいので、仕方がない面もあります。
せめて家では自己肯定感をさらに低くしてしまわないように、よほど危険なことをしなければ大目に見てあげることも大切かもしれません。
読んでいて、とても参考になった本はこちらでした。↓
ADHDの考え方や筆者の失敗談あれこれ、もしADHDの薬を服用するなら病院の先生を信頼できなければ効果は少ないなど、納得できる部分が多くあります。
一般的な特徴(上の3点)については、よく知られているしイメージもしやすいと思います。
でも、他の特徴(下の3点)についてはちょっと補足させてください。
ADHDは自己肯定感が低い
たいてい突発的な行動をしたり忘れ物が多いと、学校でも叱られ、親にも叱られるので褒められるよりは、叱られる方が多くなりがちです。
そのため、ケロッとしているように見えても意外と内心では気にしていることもあります。
ADHDは「報酬」に対して最初は反応しやすい。ただし、その「報酬」のためにモチベーションを長く保つことが難しい
例えば、「テストでいい点をとったらご褒美をあげるね」というと、一気にモチベーションが上がります。
勉強をさせるためのキッカケとしてはいいのですが、残念ながらそれを長く続けることは難しいのです。
途中で飽きて、あきらめてしまうことも「あるある」かもしれません。
ADHDは不注意が目立つが、実は過集中することで生活でしなければならないことにシフトできず、結果として不注意が目立ってしまう
自分の興味があることをやりだすと、集中しすぎてしまいます。すると、睡眠時間を削ったり、学校へ行く準備を適当にしてしまうことがあります。
集中しすぎるな、と言っても無理なのです。
では、どうすればいいか?
私はずっとタイマーを使っていました。
興味あることは1時間以上でタイマー、苦手なことは30分など常にタイマーとの生活をすることで、慣れていくことができました。
「興味が何もない」というお子さんは、いろいろな体験をさせてあげるのもいい経験になりますよ。
もともと、ADHDは新しいことが大好きだと思います。
我が家はプログラミング教室やレゴ教室、市の施設で行っている科学実験など様々なことを体験させました。
これ!と思うものは見つからなかったのですが、今でも体験したことは覚えており無駄にはなっていないようです。
パソコンに興味がありそうなら、家でできるプログラミングをさせてみたり、体験教室に行ってみて反応をみてもいいかもしれません。
こちらは、ADHDや発達障害があっても、楽しく教えてくれます。教室によっては臨床心理士の資格を持った先生もいますよ。
子どもの創造力を解き放つプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】まとめ
小島慶子さんの体験談からADHDとの付き合い方、人との付き合い方を紹介しました。
自分も体験として、不注意や自己肯定感が低いことなど多々当てはまります。
でも、それだからって生活に支障があってよっぽど困ることがなければ、ADHDになりません。
この「困る」と思う考え方も、人それぞれ幅がある気がしませんか?
もちろん困っているのに我慢する必要はありません。その時は、専門家の意見を聞くことで心が楽になります。
ADHDといっても、症状の度合いがあるので無理をする必要は全くありません。
ただ、ADHDのこれらの特徴はADHDだけの特徴とは私は思いません。
すべての子に多かれ少なかれ、当てはまることなので、普段から接し方を意識しているだけで親子関係も良くなる気がします。
ADHDでも、そうでなくても興味のあることにすすんで親が手を貸してあげると将来なりたいことや、自信につながっていくと思います。
こちらは、ゲームアプリプログラミングやロボットを使ったコースなど体験できます。
ADHDや発達障害のある子でも、先生が優しく興味がでるよう指導してくれます。臨床心理士の資格を持った先生もいるそうです。
東京、神奈川、埼玉などお住まいのかたは検討してみてください。口コミはかなりよいので、安心できると思います。
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今日もお読みいただきありがとうございました。
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