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性差の少ない病気

このコーナーでは男女の性差と病気の関係を取り上げ連載しているのですが、もちろん性差があまり関係ない病気もあります。今回は少し趣を変えて、性差が少ない病気にスポットを当ててみます。早速、厚生労働省『患者調査』に示されている総患者数をみてみましょう。

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以前にこのコーナーで、総患者数の性差が大きな病気を調べたときと同じように、『患者調査』に示されている傷病部類ごとに、男性の総患者数を女性の総患者数で割り、かつ、男性の総患者数の合計と女性の総患者数の合計に1.41倍の開きがあるため、1.41を掛けて調整しました。そして、その計算結果が1に近いものを表にまとめてみました。

総患者数の性差の少ない病気

計算結果が‘ジャスト1’になった病気、つまり、性差がほとんどない病気が二つあります。一つは「う蝕」、いわゆる虫歯、そしてもう一つは「口内炎及び関連疾患」で、いずれも口の中のトラブルです。

『患者調査』の傷病部類は、内臓の病気や骨の病気、感覚器の病気、精神疾患など、ありとあらゆる病気を細かく分類したもので、その分類数は350近くもあります。その中で、最も性差の少ない二つの病気がともに口の中のトラブルだというのは、少し驚きですね。

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計算結果が‘ジャスト1’から前後にわずかに外れた病気(総患者数の性差がわずかにある病気)・保健サービスをみてみると、急性咽頭炎(かぜ)、胆石症、椎間板障害、急性気管支炎、心不全、歯の補てつ、睡眠障害、網膜血管閉塞症、難聴、過敏性腸症候群、高血圧性心疾患、歯肉炎及び歯周疾患、脊椎障害、肩の障害、帯状疱疹、本態性高血圧などが挙がってきます。

この中にも「歯肉炎及び歯周疾患」という口の中のトラブルが含まれています。どうやら口の中というのは、からだの中で最も男女差の少ない部位、ということなのでしょうか?

性差が生じる理由ならあれこれ思い巡らすことはできても、性差のない理由というのはなかなか思い浮かばないものですね。強いて言うなら、虫歯や歯周病などは発症数自体が多いうえに、年齢による偏りが比較的少なく(若年者にも多く)性差の影響が現れにくいこと、性差よりも個人差(徹底した歯磨きの習慣の有無)のほうが大きな影響力があること、などが理由なのかもしれません。


(2008/12/22)
(ku)

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