大人の健康生活ガイド:30代の健康 大人の健康生活ガイド:40代の健康 大人の健康生活ガイド:50代の健康 大人の健康生活ガイド:60代の健康 大人の健康生活ガイド:70代の健康

自覚症状の性差

厚生労働省の『国民生活基礎調査(平成17年)』では、一般の方を対象に、現在かかえている自覚症状について調べた結果(有訴者率)がまとめられています。その結果を男女別に比較してみると、自覚症状の訴えにも性差があることがみてとれます。

有訴者率はそれ自体、男性よりも女性のほうが高い(女性のほうがなにかしらの自覚症状を感じている人が多い)傾向があります。そのなかでも、男女の有訴者率の差が大きい症状をまとめてみましょう。

◆ ◆ ◆

性差が大きく、女性の訴えが多いのは、足のむくみやだるさ(有訴率は男性の2.94倍)、めまい(同2.46倍)、頭痛(2.44倍)、便秘(2.40倍)、手足が冷える(2.35倍)、肩こり(2.12倍)などの症状です。

反対に、性差があって男性の訴えが多いのは、尿が出にくい・排尿時痛い(女性の2.22倍)、痔による痛み・出血など(同1.38倍)、下痢(1.34倍)、頻尿(1.30倍)といった症状です。偶然なのかどうなのか、男性が女性よりも訴えることの多い症状は、排尿や排便がらみの症状に集中しています。

◆ ◆ ◆

ところで、この『国民生活基礎調査』では、病気の治療のために通院治療を受けている人の割合を示した「通院者率」という調査項目もあります。これも有訴者率と同様に比較してみましょう。

性差が大きく、女性で通院している人が多い病気は、骨粗鬆症(通院者率は男性の12.4倍)、甲状腺の病気(同4.23倍)、関節リウマチ(3.07倍)、自律神経失調症(3.06倍)、貧血・血液の病気(2.79倍)、肩こり症(2.48倍)などです。これらはいずれも実際に女性に多い病気であることは、このコーナーの第2回目で一度お話ししましたので、そちらをご参照ください。

◆ ◆ ◆

反対に、性差があって男性で通院している人が多い病気は、痛風(女性の10.0倍)、胃・十二指腸潰瘍(同1.83倍)、糖尿病(1.50倍)、狭心症・心筋梗塞(1.38倍)、肝炎・肝硬変(1.36倍)などです。これの病気のいくつかは、確かに男性に多い病気です。

しかし、厚生労働省の別の調査(患者調査)などでわかっている実際の患者数の男女差よりも、より大きな差が現れている病気もあります。例えば糖尿病。『患者調査』で把握されている糖尿病の治療を受けている患者数は、男性が女性の1.15倍で、それほど大差があるわけではありません。こうした違いは調査の手法により生じるものかもしれません。


(2008/09/25)
(ku)

10月8日は、糖をはかる日
大人の健康生活ガイド facebook
更新情報配信中!
あなたの年代の“平均余命”
知っていますか??
お住まいの地域の「健康リスク」
“死因別死亡率”
病気別ガイド - 原因・症状・対策 -
あなたの脳は大丈夫?

第11回 読み書き「難読漢字・花偏」

難読漢字の読みに挑戦する問題です。何故そのような漢字になったのか調べてみるのも脳の活性化につながります。(2013/2/20)

 続きはこちら