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痛風は男性の病気?

病頻度の男女差が大きな病気の一つに、痛風があります。もちろん男性のほうが女性よりも多く、「性差が大きい病気はなに?」で紹介したとおり総患者数で見た男女比は、38対1という大きな差です。

このような差が生じるのは、痛風発作の原因である高尿酸血症の発病頻度の差によります。高尿酸血症とは、血液中の尿酸の量が増えて、その濃度が7mg/dLを超えた状態のことです。

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尿酸とは、新陳代謝やエネルギー消費の結果生まれた老廃物の一種です。体内に発生した尿酸は血液中に溶け、その後腎臓でろ過され尿とともに排泄されます。

しかし、尿酸の量が増え過ぎると血液中に尿酸が溶け切らなくなります。すると、溶け切らない尿酸がからだの節々に溜まり結晶になります。それを白血球が異物だと判断し攻撃するのが、痛風の発作です。

もともと女性は男性より尿酸値が低いのですが、まだその理由はよくわかっていません。ただ理由のひとつとして、女性ホルモンが尿酸の産生を抑える働きをしているためだろうと考えられています。実際、女性も閉経後は尿酸値が徐々に上がり、高齢女性の中には痛風を患っている方も多少います。

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しかし、女性ホルモンだけが尿酸値や痛風の男女差の原因とは言い切れません。尿酸値を上げる原因は他にもあります。

例えば肥満。男性では過去30年ほど肥満や太り気味の人が増え続けており、高尿酸血症の患者数増加と歩調を合わせるかのようです。

また、ビールなどのアルコール飲料も高尿酸血症の原因の一つです。男性のアルコール消費量は女性の数倍なので、それだけ尿酸値も高くなります。

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つまり、痛風や高尿酸血症の発病頻度の差は、性別の差に生活習慣の差がプラスされたものと言えます。

痛風は男の病気か? という今回のテーマの答えとしては、男性一般の生活習慣が大きく変わらない限り、今のところ「YES」と言えそうです。

参考:病気別ガイド【痛風】


(2008/02/25)
(ku)

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