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ED(勃起障害)

どんな病気?
「陰茎が全く勃起しないことがED」だと、あなたは思っていませんか? もちろん全く勃起しないのであればED(erectile dysfunction)に違いありません。しかし、勃起はしても、硬さが十分でない、または勃起を維持できない、一度萎えると再度勃起しないといったことのために、性交渉に支障を感じることがあるのなら――それが毎回でなく、たまにでも――EDに該当します。

以前は、年をとればだれでも性機能が低下するのは仕方がないと考えられていました。実際、効果的な治療手段もあまりないのが実情でした。しかし、ご存じのように今では有効な薬があり、多くのケースで治療が可能になってきています。

ところがEDの治療を受けている人は、国内で1千万以上と推測される患者数に比べると、まだ少数です。恐らく、「若くもないのにEDの治療なんて」「受診するのが恥ずかしい」といったためらいが影響しているのではないかと考えられます。

確かに、EDを単に性生活上の問題として考えるのであれば、治療を受けるのも受けないのもご本人の考え方次第、という見方もできなくはありません。しかしEDの治療効果は治療を受けてみて初めてわかるという面が少なくないのも事実です。治療により男性としての自信がよみがえり、人生を積極的に充実させるきっかけになるかもしれません。ご夫婦の幸せという面でも、好ましい結果につながることでしょう。

さらにもう一つ、EDを軽視できない理由として、加齢による血管障害の最も初期に現れる症状の一つがEDである、という事実が挙げられます。このため、心臓や脳などに起こる血管病の危険性を早期に把握するという観点から、EDが近年注目されつつあります。また、メンタル的な病気(例えばうつなど)のためにEDになることがあり、これに気づくことで早めに適切な治療を受けるきっかけになることも分かってきています。

数字で見るED(勃起障害) 

ED(勃起障害) の予防と治療
EDは発症原因に占める加齢の影響が大きな病気ではありますが、加齢以外にもさまざまな原因があります。

よく知られているように、糖尿病がありその治療が良くない状態が続いているとEDになりやすくなります。これは糖尿病のために陰茎の神経や血管の機能が障害されて、勃起に必要な血液を陰茎に溜める仕組みが破綻してしまうからです。糖尿病によるEDの予防と治療には、先ずは糖尿病そのものをしっかり治療することが基本です。

男性ホルモンの分泌低下、男性更年期障害、気分障害(うつ)などが原因のEDも少なくありません。その場合も、原因と考えられる病気を治療することがEDの改善につながります。

このほか、なにかの病気の治療のための薬の副作用でEDになることもありますし、外傷(例えば脊髄の損傷)や手術(とくに下腹部の手術)も原因となります。

EDの治療には勃起機能改善薬(バイアグラ(R) など)が処方され、多くの患者さんはそれで症状が改善します。ただし、背後にEDにつながる病気や、EDを起こすことがある薬を服用していなかのチェックも必要です。もしそういったことが影響しているのなら、できるだけその原因を取り除くようにします。病気であればその治療、薬の副作用であれば薬の変更を考えるということです。

勃起機能改善薬の効果が不十分な場合でも、陰茎を容器に入れて内部を陰圧にして勃起を促す医療用具を用いる方法や、血流を増やす薬を陰茎に注射する方法などが、ED治療に詳しい泌尿器科では行われています。

このように治療法が進歩した現在、多くの患者さんが、性交渉が可能な勃起を得られるようになっています。EDの医療で今一番ネックになっているのは治療法ではなくて、治療のとっかかりの段階にあるとも言えます。つまり、EDなのに受診しない患者さんが少なくないということです。

ED治療に力を入れている医療機関であれば、プライバシーに配慮して、ほかの患者さんの目を気にすることなく診察を受けられるように工夫しています。薬を院外でなく院内で処方してくれる医療機関もあります。そしてそういった情報は、インターネットで簡単に調べられます。ですから、まず、患者さんご本人が行動を起こすこと、それが今、最も大切なことかもしれません。

なお、インターネット上には勃起機能改善薬を販売しているホームページやメールによる勧誘がみられます。しかしこれらでは効果がないばかりか、からだに良くない影響が及ぶ偽薬の可能性もあり危険ですので、不正ルートの利用は決してなさらないように致しましょう。

さらに詳しく知りたい方は
日本性機能学会
EDケアサポート(日本イーライリリー)
EDネットクリニック.com(バイエル薬品)
ED-info.net(ファイザー)
病気別BEST100サイト【ED(勃起障害)】

(2008/12/22)
(ku)

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