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喘 息(ぜんそく)

どんな病気?
喘息は“子どもの病気”だと思っている人が少なくないようです。確かに子どもに多くて青壮年期に減りますが、60歳以降の世代では再び罹患率が高くなります。しかも喘息の発作で命を落とすのは、高齢者世代に集中しています。喘息発作による死亡=喘息死は徐々に減っているものの、いまだに毎年国内で3,000件近くに上ります。

喘息とは、気管支(喉から肺の奥へ伸びている管)の炎症が続く病気です。炎症のために気管支はとても敏感になっています。そのため気温の変化や運動、疲労、たばこの煙り、アルコール摂取、ストレスなど、ちょっとした環境・体調の変化が引き金となって、発作が引き起こされます。アレルギー(例えば卵やソバなどの食品、またはカビやダニなど)が関係していることも少なくありません。

発作が起きると気管支が狭くなり、呼吸が苦しくなります。とくに吐く息を吐きづらくなります。ひどい場合は呼吸困難から窒息死(喘息死)に至ります。

しかし、発作が治まるとほとんど自覚症状がなくなります。このため発作が起きたときにだけ発作を鎮める薬(β2 刺激薬)を使い、ふだんの治療をおろそかにしている患者さんもいますが、そのような対処方は、喘息をより重症にさせたり、いざというときのβ2 刺激薬の効果を弱めてしまう危険性があります。発作が治まっても喘息自体が治ったわけではないので、ふだんの治療は欠かせません。

数字で見る喘息

喘息の予防と治療
喘息の治療は、発作が起きたときの対応と、発作のあるなしにかかわらず毎日続ける治療の、二つに分けて考えてください。

発作が起きたときは、なによりもまずすぐに気管支を拡張する薬(β2 刺激薬など)を吸入することです。β2 刺激薬は即効性に優れた薬ですが、症状がひどくなってからだと吸入しても気管支の奥に届かなくなるので、効果が弱くなります。

発作は明け方に起きやすい傾向があります。明け方に発作が起きて治まらないときに、周囲の人の迷惑を考え「もうすぐ朝だから、それまでがまんして、あとで病院に行こう」などの遠慮は無用です。躊躇せずに救急外来を受診するか救急車を呼んでください。

一方、毎日続ける治療とは、気管支の炎症を抑えるための治療のことで、ステロイドの吸入薬やアレルギーの薬などが処方されます。自覚症状だけから判断すると、これらの薬は発作時に用いる薬に比べて効果が少ないように感じるかもしれません。しかし、気管支の状態を整えるために非常に大切な薬です。気管支の炎症が管理され、刺激に対する過敏な状態が解消されれば、それだけ発作が起きにくくなります。

喘息そのものは完全に治ることが少ない病気ですが、ふだんきちんと治療していれば、実質的に治ったのと同じ状態を維持できます。反対に、発作を一度起こしてしまうと、気管支の炎症が強まり、発作をさらに起こしやすくなってしまいます。

これら薬による治療とは別に、発作の誘因と考えられることは、なるべく避けることも大切です。例えば、ペットは飼わない、家族ぐるみでの禁煙、室内のこまめな清掃などです。

なお、痛み止めの薬(アスピリンなど)が発作の誘因となることがあります。とくに女性で多い傾向があります。中高年者は痛み止めが処方されることが多いので、喘息の患者さんがふだんと違う医療機関を受診するときには、喘息であることを医師に伝えるようにしてください。

さらに詳しく知りたい方は
病気別BEST100サイト【喘息】

(2008/05/26)
(ku)

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