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COPD(慢性閉塞性肺疾患)

どんな病気?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病名は、あまり聞き慣れないかも知れません。しかし、「肺気腫と慢性気管支炎の二つを合わせたもの」と聞ければ、「その病名なら知っている」という方も多いのではないでしょうか。肺気腫と慢性気管支炎の症状は一人の患者さんに重なって現れることが多いうえに、なにより、どちらも汚れた空気を長年吸い続けた結果、発病するという、原因が同じ病気です。そのため現在は国際的にCOPDという病名で統一されています。

COPDでは、肺の内部が破壊されたり気管支が狭くなって、息苦しさ、とくに息を吐き出しにくいという症状が現れます。また、多くの場合、せきやたんが長く続きます。専門的には、気管支を広げる薬を用いても1秒率(空気を目いっぱい吸った後、可能な限り速いスピードで息を吐き出して、最初の1秒間で吐き出せた量を肺活量で割った値)が70パーセント未満で、それが他の病気によるものではないとき、COPDと診断されます。

COPDは進行性の病気です。初めのうちは、階段を上るなどの運動時だけ症状が現れるので「年のせい」と見過ごしがちですが、次第に軽い動作でも息苦しくなってきます。そのうち、ふだんの身体活動量はさらに低下し、食事を摂るのも大変になって栄養状態が悪化したり、肺の障害から血圧や心臓の合併症も出てきてしまいます。

数字で見るCOPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDの予防と治療

COPDで傷付いた肺を元に戻す方法はありません。そのためCOPDと診断されたら、その時点で残っている肺の働きをそれ以上低下させないようにすることが大切です。それがCOPDの治療です。

『どんな病気?』のところでも書きましたように、COPDの原因は「汚れた空気を長年吸い続けること」です。大気汚染や煙の出る暖房器具などが原因のこともありますが、先進国ではこれらの問題は解決済みで、原因のほとんどはタバコです。実際、患者さんの約9割は喫煙者か前喫煙者です。

ですから、COPDの予防法はタハゴを吸わないことに尽きます。そしてCOPDの治療法も、タハゴを吸わないことです。気管支を広げる薬や痰の切れを良くする薬もありますが、それらの薬の効果は、タバコを止めることによって得られる効果に及びません。

薬のほかに、息を吐くときに口をすぼめたり、呼吸器リハビリテーション(ふだん使っていない筋肉を使って呼吸をしやすくする)なども、症状の改善効果があります。

なお、感染症などをきっかけに病状が急速に悪化する「急性増悪」という時期があります。これは命にかかわることもありますし、繰り返すと病気の進行が速くなるので、できるだけ避けなければなりません。症状が悪化したと思ったらすぐに受診することはもちろん、インフルエンザの予防接種は毎年受けてください。

また、COPDの患者さんは喫煙歴が長いことから、がんにもなりやすので、がん検診も欠かさず受けるようにしましょう。

さらに詳しく知りたい方は
COPDライブラリ(独立行政法人環境再生保全機構)
SpiNet(ファイザー/日本ベーリンガーインゲルハイム)

(2007/12/25)
(ku)

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